What's 情報科学 What's情報科学

情報科学はどんな場面で活躍し、
世界をどう変えていくんだろう?
私たちの身近でおこる変化や、
情報科学が切り拓くSFのような未来まで、
わかりやすく紹介します!

Q

AIも得意?不得意があるって本当?

A

その通り。AIはたくさんのデータから規則性を見つけることや、膨大な情報を素早く処理するのが得意です。例えばSNSでの「いいね」や閲覧履歴を分析して、「この人は犬が好きそうだ」と予測したり、無数にあるWebページから欲しい情報を一瞬で見つけることなどができます。一方で、場の空気を読んだり、まったく新しいアイデアを出すことは苦手です。

Q

アニメに登場する“感情を持ったロボット”って作れる?

A

人間の表情を汲み取って反応し、感情に寄り添う技術はすでに実現しています!しかし、現段階ではロボットは意志を持っているわけではなく、「悲しそうな顔をしている人に慰めの言葉をかけろ」という命令に従っているだけです。脳科学や認知科学が発展して感情のメカニズムが解明され、情報科学の力でロボットに意志をもたせることができれば、本当に感情を持ったロボットと生活できる未来がやってくるかもしれませんね。

Q

スマホは、この先、どのように変化していきますか?

A

時計型やメガネ型のデバイスが出てきているように、よりウェアラブル、つまり身に付けやすい形に変化していくでしょう。また、音声アシスタントの精度が向上し、画面を見なくても操作できるようになれば、長方形の画面がついた今のスマホの形も大きく変わるかもしれません。

Q

ビッグデータを使うことで、世の中は良くなる?

A

ビッグデータの利点は、人間が気づいていないパターンや法則を発見できることです。これによりマーケティングのようなビジネス分野だけでなく、地球温暖化や災害対策といった地球規模の課題解決にも活用されています。適切に活用すれば、ビッグデータはより良い社会づくりに貢献していくでしょう。

Q

情報技術によって、手術が自動化されるって本当?

A

AIによってCTやMRIの画像から、がんや腫瘍の位置を特定したり、ロボットが医師の手術を支援するなどの技術は登場していますが、現在はまだ医療には人間の手が欠かせません。今後も医療をサポートするAIなどの技術はどんどん登場してくると思いますが、予期せぬ事態の対応や、責任の所在の問題などがあり、現状では、手術の完全な自動化は難しいとされています。

Q

AIと一緒にお笑いで日本一を目指せる?

A

AIは空気や、会話の「間」を読むのが苦手なため、一緒に舞台に立って漫才やコントをするのは難しいかもしれません。ですが、大量のお笑いデータを分析し、「どのタイミングでどんなボケやツッコミがウケやすいか」といった知見を提供することはできます。AIは「相方」ではなく「裏方の相棒」として、ともにお笑い日本一を目指すことはできるかも?

Q

情報技術が進化すると、みんな100歳まで生きられる?

A

AIによる自動診断や手術支援ロボットの発展により、病気になっても治るケースは増えていくでしょう。また、デバイスを活用した健康状態のモニタリングや、AIによる生活習慣や食生活のアドバイスなどの技術向上も、長生きへの追い風になると考えられます。遺伝的要因や医療費の問題から、全員が100歳まで生きることは難しいかもしれませんが、100歳近くまで生きられる人は確実に増えるでしょう。

Q

だれでも動物と話せるようになる?

A

現在でも、犬や猫の鳴き声を分析し、「楽しい」「いやだ」など数種類の感情を読み取る製品はあります。また、犬が「おやつ」「散歩」などのボタンを押して意思表示することもできるようになっています。人と話すように言葉を使った「会話」は難しいかもしれませんが、情報技術の発展により、動物とのコミュニケーションは確実に進歩していくでしょう。

Q

AIの進歩で、サイバー攻撃もパワーアップする?

A

機械学習を使ったパスワード解析や、自動化されたボットによる攻撃、ディープフェイクを用いた詐欺など、高度なサイバー攻撃がさらに増加するリスクがあります。進化するサイバー攻撃の脅威に対抗するために、最新の情報セキュリティを学ぶことは、今後ますます重要になっていくでしょう。

Q

ホワイトハッカーって、どんな職業?

A

ホワイトハッカーは企業や組織から依頼を受けて、システムやネットワークに潜むセキュリティ上の弱点(脆弱性)を探し出す専門家です。例えば、パソコンやスマホのソフトウェア、ウェブサイトにどんなセキュリティの穴があるかを調査し、悪意のある攻撃を防ぐための対策を提案します。IT企業に限らず、民間企業でも必要性が高まり、注目されている職業です。

Q

自分の分身ロボットが、代わりに学校や会議に出てくれる、SFのワンシーン。もうAIで実現できる?

A

完璧な分身ではありませんが、自分の外見に似せたロボットをAIで制御することで、学校に代わりに出席させることはできるかもしれません。ロボットにカメラやマイクを搭載すれば、授業の様子を遠隔で見ることもできるかもしれませんね。それが正しいことなのかは、さておき…。

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